胡蝶蘭をごみに出すのはもったいない!胡蝶蘭に再び花を咲かせる方法
胡蝶蘭は優美で高級な花です。鉢植えはお店の開店祝いや、大切な人の誕生日のお祝いなどとして贈られています。しかし花が終わると、ごみとして捨てられるケースも多々あります。
胡蝶蘭は1年草ではありません。花が終わっても、世話をしてやると来年も花を咲かせます。胡蝶蘭の鉢植えを手に入れたら、適切に世話をして花を長持ちさせましょう。
胡蝶蘭は他の木に寄生する着生植物です。原産地は高温多湿な熱帯ジャングルで、少ない水で生きることができます。胡蝶蘭を長持ちさせるためのポイントは、原産地と同じような環境に置くことです。
胡蝶蘭の鉢植えは基本的に家の中で育てます。室温は可能な限り20度前後に保ち、レースのカーテン越しの日光に当てます。直射日光に当てると葉焼けを起こして枯れてしまうので注意しましょう。
エアコンの風に直接当てないことも大切です。胡蝶蘭が枯れる最も大きな原因は水のやり過ぎです。通常は1週間~10日にコップ1杯(200ml)の水を、朝与えます。気温が高い夏は2日~3日に1回、500mlほどが適切です。根腐れを避けるため受け皿の水は捨てましょう。
来年も花を咲かせるには、株を元気にしておく必要があります。花が咲いている状態は株にとっては大きな負担になるので、花が落ち始めたら早めに茎を切って株を休ませます。
下から数えて3節~4節目で切るのが一般的ですが、より長く胡蝶蘭を楽しみたいなら思い切って根元から切ります。あとは通常通りの世話で大丈夫です。
胡蝶蘭は寄せ植えで売られているので、4月~6月の間に植え替えをして1本ずつ鉢に植えると栄養と酸素を補給しやすくなります。
葉の変色やにおいなど異常が見られる場合には、季節に関係なく早めに植え替えをします。数か月後に花を咲かせる2度咲きを楽しみたい場合は、花が3分の1ほど残っているうちに茎を切ります。切る前に支柱は抜きましょう。
切る場所は下から4節目~5節目の、花の咲いていた位置のすぐ下のイメージです。