不用品の買取を依頼するときは相見積もりを取ることがおすすめ
不用品は自治体の回収日に捨てることもできますが、中には処分が難しいものもあります。
大きな家具などは運び出すだけでも大変ですし、物によっては処分するにも多くの費用が発生する可能性もあります。不用品の中にはまだ使えるものや、価値が高いものもあります。
不用品の整理をするときは、捨てるものと買取に出すものを仕分けておきたいところです。高価買取が期待できるものには、ブランド品や楽器、家電や家具などがあげられます。
多くの不用品がある場合も、出張回収や買取に対応してくれる業者を選べば、自分で運んだり梱包したりする手間もありません。
多くの不用品回収業者は、回収や処分だけではなく買取にも対応しています。買取できるものが多ければ、それだけ不用品処分にかける費用も抑えることができます。
比較的新しいものや、状態の良いものはより高値になることが期待できますので、気になる汚れは、できるだけ取り除いておきましょう。付属品もあれば、さらに高値になることが期待できるので、できるだけ用意しておきましょう。多くの業者は見積もりや査定には無料で対応しています。
金額に納得できれば、そのまま依頼することもできますし、納得できない場合はキャンセルも可能です。
不用品は、手放すものであっても、できるだけ良い価格がつくほうが良いといえます。業者によって買取価格は違いますので、複数の業者で相見積もりをしておくことをおすすめします。
複数の業者で見積もりを取ることで、適正な金額であるかどうかを確認できますし、より高く買取してくれる業者を見つけることもできます。査定や見積もりは、現地で商品を見ながらしてもらうこともできますし、最近はメールやSNSを活用した簡易査定に対応するところも増えています。
信頼性の高い業者を選ぶことも大事ですので、依頼する前には業者の実績や評判もしっかりと調べておきましょう。ブランド品の買取に強い業者もいれば、家具を専門に扱うところもありますので、どのような分野に強い業者なのかも確認しておきましょう。
資源ごみの定義は自治体による差が大きい
資源ごみといえば、ダンボールや新聞紙といった古紙回収業者に出せる有価物が該当します。他にもガラス瓶や白いトレーといったものを資源ごみとして思い浮かべる人がいるはずです。しかし、資源ごみにはリユースとリサイクルという2つの考え方があるので、必ずしもリサイクル可能なものだけが資源ごみとは限りません。
衣類や本といった古物商へ売却可能なものであっても資源ごみ回収を行っている自治体があり、資源ごみとしてごみ集積場へ出すか古物商へ売却して現金化するのか選ぶ必要があります。
一方、資源ごみの中でもペットボトルの取り扱いは判断が分かれていて、プラスチック樹脂ペレットとしてのリサイクルを行っている自治体があります。
誰もが購入した経験があるペットボトルは、自治体により燃えるごみとして捨てられている所が珍しくありません。ポイントとなるのは、PETボトルリサイクル推進協議会へ参加している自治体のみがペットボトルを資源ごみとして回収している点です。
全く同じものであっても自治体により資源ごみと燃えるごみと大きく扱いが変わってしまいます。
JR東日本が駅構内で回収したペットボトルを職員の制服へリサイクルしていることは有名な話ですが、各自治体により資源ごみへの取り組み状況は異なります。
また、衣類は資源ごみとして取り扱っている自治体の数がまだ少なく、意外に知られていない資源ごみの1つです。中でも木綿の生地を使っている衣類は資源ごみとして優秀であって、破れている箇所があっても工場で使われるウエスへと生まれ変わります。
オイルを取り扱う工場では、液体の油を直接回収するだけでなくウエスへ染み込ませてから処理する方法が珍しくありません。
海外からウエスをわざわざ輸入する状況ならば、家庭から出る衣類をリユースできなければリサイクルとしてウエスへ生まれ変わらせれば資源ごみとして役立ちます。
新品の布地を使うよりもリサイクルでオイル処理に使えるならば、資源ごみとして衣類が活用できると分かるはずです。
ごみを捨てる場合に気を付けたい個人情報やプライバシー
プライバシーに配慮する必要性が増したため、平成15年に制定された個人情報保護法が令和2年に改正されました。法律改正でプライバシー保護は手厚くなりましたが、個人個人が注意しないと、簡単に個人情報が流出してしまいます。特に気を付けたいのが、ごみの捨て方です。
何気なく捨てている紙ごみの中には、個人情報がたくさん含まれています。氏名や住所、電話番号が書かれているものは、シュレッダーにかけたり、個人情報が特定される部分を黒塗りしたりするなどの工夫が必要です。
シュレッダーを持っていない方は、判別できないようはさみなどで個人情報が記載された部分を切り刻む方法があります。その際に気を付けたいのが、切り取る箇所です。
ダイレクトに氏名・住所・電話番号などがわかる箇所だけでなく、バーコード部分も切り取るようにしましょう。実はこのバーコード部分には個人情報が記載されているケースが多く、スーパーやコンビニなどで使用されているようなバーコードリーダーを利用すると、読み取られる危険性があります。
また、個人情報が特定される部分を黒塗りする場合は、裏側から情報が透けて見えることがあるため、念のため裏返して確認し、情報が判読できる場合は裏側も黒塗りすることを忘れないようにしましょう。
紙類だけでなく、カード類を捨てる場合も個人情報に配慮した捨て方を心がけたいものです。
有効期限が切れたクレジットカードであっても、磁気部分から簡単に個人情報を抜き取ることができてしまいます。そのため、無造作に捨てるのではなく、磁気部分にはさみを入れて、情報が復元できないようにすると良いです。さらに、数回に分けて捨てるようにすると、より安全に捨てることができます。プライバシーを守る観点でいうと、女性が下着などの衣類を捨てる場合も気を付けましょう。
人に見られたくないものは、はさみで細かく切り刻んだり、見えないよう紙袋などに入れたりしてから燃えるごみに捨てるようにします。